「家計簿をつけて食費を節約しようと頑張っているのに、なぜか月末にお金が残らない…」
「冷蔵庫の奥から、使い忘れた野菜や期限切れの肉が出てきて自己嫌悪…」
その問題、もしかしたら「家計簿」と「冷蔵庫の在庫」が、あなたの頭の中で連携していないせいかもしれません。
家計簿上は黒字でも、冷蔵庫の中で食材を腐らせてしまっては、それは「目に見えない赤字」と同じです。
この記事では、あなたの「家計簿」を「未来の節約」につなげるための、「冷蔵庫の在庫」から考えるフードロスゼロの献立術をご紹介します。
多くの人が、「家計簿=使ったお金を記録するもの(過去)」として捉えています。
しかし、食費節約のプロは、「家計簿=今ある資産(在庫)を管理し、未来の支出(献立)を決めるもの」として使っています。
買った食材を「支出」として記録して終わらせてしまうと、冷蔵庫の中の食材は「家計簿上、存在しないもの」になってしまいます。
その結果、冷蔵庫に何があるかを忘れ、同じものを買ってしまう「二重買い」や、使い切れずに捨てる「フードロス」が発生するのです。
フードロスは、お金をそのまま捨てているのと同じです。
節約の第一歩は、新しい節約術を学ぶことではなく、**「今ある食材(資産)を100%使い切る」**ことから始まります。
では、どうすればフードロスをゼロにできるのでしょうか?
週末に一度、以下の3ステップを実行するだけで、あなたの家計簿は劇的に改善します。
まずは「敵(=在庫)」を知ることから。冷蔵庫、野菜室、冷凍庫、食品庫(乾物など)にある食材をすべてチェックし、「今週使い切りたい食材リスト」を作成します。
次に、レシピサイトで「食べたいもの」を探すのではなく、ステップ1の「在庫リスト」から使い切るための献立を先に決めます。
• (例)在庫:鶏もも肉、玉ねぎ、使いかけのキノコ
→ 献立:「鶏肉とキノコのクリーム煮」
• (例)在庫:中途半端な野菜(人参、ピーマン、キャベツ)
→ 献立:「野菜たっぷりの中華丼」
このように「在庫から献立」を考えるクセをつけるだけで、食材は面白いように減っていきます。
ステップ2で決めた献立を作るために、「どうしても足りないもの」だけを買い物リストにします。
(例)クリーム煮のために「生クリーム」だけ買う。
(例)中華丼のために「豚バラ肉」だけ買う。
このリストを持ってスーパーに行けば、「今週特売だから」という理由での衝動買いや無駄買いを完璧に防ぐことができます。
フードロスをゼロにすることは、家計簿とにらめっこするより簡単で、効果的な節約術です。
まずは「冷蔵庫の在庫」を「資産」として意識することから始めてみませんか?
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